雨漏りの様々な事例
一般的な雨漏りのイメージは、天井からポタポタと落ちてくるものだけのよう思われるかもしれませんが、実際には壁からの雨漏りや、サッシからの雨漏りといったように、他のパターンも存在します。ここでは、雨漏りの様々な事例について紹介していきます。
屋根に関する雨漏りの事例
まず最初に、瓦の損傷などによる、屋根に関する雨漏りの事例から紹介します。
瓦の経年劣化
築35年の一戸建ての瓦屋根が損傷したことで、雨漏りとなった事例です。セメント瓦の経年劣化によるひび割れと、防水紙も損傷していたことから、全部の瓦を剥がしてから、防水紙はもちろんのこと、棟も全部新品に交換し、なおかつ抗菌処理をプラスしたことで、その後、雨漏りが起こらなくなりました。
台風による瓦のズレ
台風は大雨による被害だけでなく、強風による被害ももたらします。例えば風で瓦屋根がズレてしまったり、コーキング材がひび割れてしまい、その箇所から雨漏りをするケースもあります。
テレビのアンテナ工事
テレビのアンテナ工事の際、誤って瓦屋根を損傷してしまい、その時点で補修をしていれば問題がなかったのですが、報告も補修もせずにそのまま放置していたことから、雨漏りが起きてしまった事例もあります。
瓦棒(トタン)屋根の腐食によるもの
瓦棒(トタン)屋根が錆びて腐食してしまい、穴が空いてしまったことから、雨漏りになるケースも存在します。築年数の古い一戸建てなどで起きやすいようです。
外壁に関する雨漏りの事例
続いて、外壁の施工不良や、塗装の劣化が原因となる雨漏りの事例について紹介します。
外壁の施工不良
新築時の施工不良のため、本来ならば8年から10年が交換のタイミングと言われる外壁から、築5年でひび割れが起きてしまい、その箇所から雨水が侵入したことで、雨漏りとなった事例があります。
外壁塗装によるもの
外壁塗装の塗りムラや、塗料が雨風に弱い素材のものを使用することで、雨漏りにつながることもあります。餅は餅屋というように、きちんとした専門家に任せた方が、結果的に安上がりになるということなのかもしれません。
サッシが原因となる雨漏りの事例
雨漏りは、サッシが原因となるケースもあります。一見結露のように見えますが、実際にはサッシ周りから浸水する雨漏りもあります。サッシの位置や高さを改めて見直したり、コーキング剤を注入し直すことで、解決することがあります。