雨漏りの3つの原因
雨漏りが起こるのは、大まかに分けて3つの原因が考えられます。建物の老朽化によるものや台風などの自然災害、それから施工不良とメンテナンス不足によるものです。
建物の老朽化
建物の老朽化は、最も雨漏りが起きやすい原因となります。例えば屋根は、使用している部材にもよりますが、一般的には、20年から30年を目安に修理や交換をすることが推奨されています。
特に瓦屋根の場合、瓦を支える棟土が弱まることで、隙間ができてしまったり、落下してしまうケースもあるようです。
それから外壁の場合、8年から10年を境にして、塗装の劣化やひび割れが起きやすくなると言われています。そのため、マンションの大規模修繕工事のタイミングの目安のひとつになっています
台風などの自然災害
台風や暴風雨、地震や大雪などの自然災害によって、屋根などが損傷することで、雨漏りの原因となることもあります。例えばコーキングの剥がれや漆喰の崩れ、地盤のズレによる建物のひび割れや亀裂などが当てはまります。
施工不良とメンテナンス不足
一戸建てやマンションなど、新築の建物にもかかわらず、雨漏りが起こる場合は、施工不良が考えられます。中にはリフォームをした途端に雨漏りがするようになるケースもあるようです。特に外壁や屋根などのリフォームの後に多いと言われています。
その他には、メンテナンス不足による、雨樋の詰まりなども雨漏りの原因となるようです。雨樋にゴミや落ち葉が詰まっていたり、野鳥が巣作りをしてしまうことで、雨水がスムーズに流れなくなり、その結果として、屋根や屋上の雨漏りへとつながるためです。